里親 Q&A

里親について、よく質問される基本的な項目について、まとめました。里親になることや里親家庭の支援に関心のある方は、参考にしてください。また、里親にまつわる制度は、自治体によって異なりますので、さらに詳細をお知りになりたい方は、近隣の児童相談所までお問い合わせください。

Q里親とは養子縁組のことですか?

里親は、様々な事情により暮らせない子どもを、数日間~数年間など、一定期間自分の家庭で養育する制度です。養子縁組は、里親と異なり、血縁がない子どもと、法的な親子関係を結ぶ制度です。

里親には「養育里親」「専門里親」「養子縁組里親」「親族里親」の大きく4つの種類があります。「養子縁組里親」は、法的に養子縁組が成立するまでの里親となります。詳しくは「里親の種類」のページをご覧ください。

Q里親になるための必要な条件はありますか?

里親になるために特別な資格はありませんが、主な要件として以下のものがあります。その上で、里親になるまでのステップを「里親になるための10のステップ」としてまとめていますので、ぜひご覧ください。

①子どもの養育についての理解及び熱意を持ち、子どもに対して豊かな愛情を持っていること
②認定研修を修了していること
③里親希望者及び同居の人が欠格事由(※1)に該当しないこと
④経済的に困窮していないこと
⑤心身ともに健康であること
⑥里親になることに家族が同意していること
⑦子どもの年齢に応じた養育をする時間的余裕があること
⑧子どもの年齢に適した養育ができる住環境にあること
⑨夫婦関係や親子関係が安定していること
⑩子どもを中心として児童相談所や里親支援機関等の関係機関と連携して養育できること

最終的には、子どもを安定して養育できる環境かどうか、審議会等で総合的に判断されます。

Q里親に年齢制限はありますか?

養育里親については、具体的な年齢制限は設けていませんが、子どもの委託見込み期間と里親の年齢を踏まえて、子どもの委託が検討されます。短期間の委託など、子どものニーズは多様なので、60代〜70代の方にも委託されています。

Q単身者でも里親になれますか?

現実に子どもの養育と生計維持が可能であること、さらに子どもの養育に関する知識・経験を有するなど、子どもを適切に養育できることが要件となります。その要件を備えていれば、単身者でも可能です。

Q共働きでも里親になれますか?

子どもの養育に支障のない範囲での共働きは問題ありません。しかし、親から離れて暮らすことになった子どもの心のケアの視点に立つと、子どもの年齢によっては家庭に迎えて半年から1年程度は子どもと向き合い、じっくりと養育できる態勢を整えることが望ましい場合があります。そのため、共働きの方の場合、委託される子どもの年齢が限定されることもあります。

Q養育にかかる費用はどうなりますか?

「養育里親」には、子ども1 人あたり月額8 万6 千円(2 人目以降、4 万3 千円)、「専門里親」には、1人あたり13 万7 千円(2人目以降、9 万4 千円)の里親手当が支給されます。その他、全ての里親に一般生活費(乳児は1 人月額5 万8310 円、乳児以外は1 人月額5 万570 円)等が支給されます

Q実の子どもがいるのですが、里親になれますか?

はい、里親になれます。ただし、お子さまの気持ちがとても大切です。お子さまと十分に話し合い、新たな家族の一員として養育する子どもを受け入れ、早く新しい生活になじめるような工夫・配慮が必要です。また、実際の委託にあたっては、お子さまとの年齢差や性別などが考慮されることがあります。

Q後継ぎがいないので、子どもをもらって家を継がせたいのですが。

里親制度は、家庭での養育が困難な子どもに新しい家庭を与え、子どもを健やかに育もうとするものであり、子どもの福祉を図ることを目的としています。ですから、「後継ぎがほしい」「老後の世話をして欲しい」あるいは「家業を手伝わせたい」というような、預かる側の目的を叶えるためのものではありません。

Q隣りの都道府県の子どもを預かりたいのですが、可能ですか?

里親登録は居住地の自治体ごとに行います。特別なご事情などがある場合はお住まいの管轄の児童相談所にお問い合わせください。

Qペットがいますが、大丈夫ですか?

ペットがいても適切にしつけられ、清潔な居住環境が保たれていれば大丈夫です。ただし、子どもに動物アレルギーがある場合、委託は難しくなります。

Q里親になったら、すぐに子どもを迎えることができるのでしょうか?

里親登録順に子どもの打診があるわけではありません。里親登録後すぐに話がくる場合も、時間がかかる場合も、話がこない場合もあります。子どもの行き先を検討する際には、親の同意をはじめ、年齢や発達状況、行動特徴など考慮するべき点が多々あります。また、里親側にも希望や家庭の事情があります。その後の子どもの養育を良好なものにするためにも、それぞれの条件が上手く適合するようにしなければなりません。そのために、里親の希望や事情などについて、普段から情報交換が行われます。

Q養育に悩んだらどうしたらよいでしょうか?

まずは児童相談所の担当者にご相談ください。また、里親支援機関(施設の里親支援専門相談員、子ども家庭支援センター等)へのご相談も可能な他、里親会や、各地で開催されている里親同士の交流会なども他の里親と養育の悩みや喜びを共有する場となっています。